平成21年度大会-大会案内|和文化教育学会

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平成21年度大会

平成21年度 和文化教育第5回全国大会島田大会要項

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1 開催趣旨

島田市では、地域の伝統文化や特色を生かし、和文化教育を継続的に実践することにより、日本文化の心を知り、他を思いやる心、感動する心など「豊かな心」を育てることをねらいとしています。本大会では、研究指定の小・中学校、保護者、地域の方々等との連携を基盤に、日頃の実践の成果を発表し、全国の和文化教育関係者と研究を深め、島田市の取り組みを広く発信していきます。

2 テーマ

「見つめようふるさと、広げよう和のこころ」

3 主催

  • 和文化教育学会
  • 和文化教育第5回全国大会島田大会実行委員会

4 共催

  • 島田市
  • 島田市教育委員会

5 後援

  • 文部科学省
  • 静岡県教育委員会
  • 静岡県校長会
  • 日本教育新聞社
  • NHK静岡放送局
  • 静岡新聞社静岡放送
  • 中日新聞東海本社

6 期 日

平成21年10月30日(金)~31日(土)

7 開催地及び会場

静岡県島田市総合施設プラザおおるり
(〒427-0042 静岡県島田市中央町5番の1℡0547-36-7222)

8 参加対象者

  1. 学校教育関係者
  2. 和文化教育関係者
  3. 和文化教育に関心がある市民・保護者等

9 日程

〔第1日目〕 10月30日(金)

市内小中学校和文化教育実践の展示

8:30 受付
9:00 オープニングアトラクション相賀小学校 創作太鼓
9:25 開会式
10::30 シンポジウム「和文化教育の広がりと深まり」
  • コーディネーター 中村 哲(関西学院大学 教育学部)
  • 事例発表(東広島市、島田市、東京都)
  • メンテイーター
    布村 幸彦(文部科学省スポーツ青少年局長)
    樋口 雅子(明治図書編集長)
12:20 諸連絡
12:30 (和文化教育学会理事会)昼食
13:30 ◎ 指定校実践発表
  • 島田第二中学校
  • 島田第三小学校
  • 島田第四小学校
16:00 交流協会総会

〔第2日目〕 10月31日(土)

市内小中学校和文化教育実践の展示

8:30 受付
9:00 アトラクションテーマ「大井川の流れとともに」
10:10 特別講演
講師 バーバラ寺岡(活力料理菓子研究家)
「食害、薬害から身を守る和食文化の秘密」
11:45 フィナーレ
島田第二中学校合唱
12:10 閉会式
13:45-15:00 和文化教育学会事例発表会

10 内容

 【第1日目】10月29日(金)

  1. オープニングアトラクション  9:00~ 9:20
    田市立相賀小学校「創作太鼓」
    島田市の「水と緑と人情の里」相賀に生まれ24年目の相賀谷太鼓。当日演奏する太鼓は、テーマから作調まで、子どもたちが思いを出し合いながら創作したものです。
  2. 基調講演  9:55~10:25
    講師 山折哲雄(和文化教育学会会長)
    演題 「心の戦後史」
  3. シンポジウム   10:30~12:15
    教育基本法の改正や学習指導要領の改訂により、「伝統と文化に関する教の充実」が求められるようになった。また、伝統文化を重視する社会的潮流も背景に、東広島市、島田市、東京都では、モデル校(指定校)を拠点に地域全体で和文化教育に取り組みが実践されている。シンポジウムでは、3つの地域の動向や特色を提示しあうことによって、和文化教育の広がりと深まりを推進し、今後の課題や指針を考察していきたい。
    • テーマ

      「和文化教育の広がりと深まり ~各地域の和文化教育の動向と特色~ 」
    • コーディネイター

      関西学院大学 教育学部 教授 中村 哲
    • 発表者

      東広島市 東広島市立志和中学校長 前原敏雄
      島 田 市 島田市教育委員会主席指導主事 山中史章
      東 京 都 東京都教育庁指導部主任指導主事 儘田文雄
    • コメンテイター

      文部科学省スポーツ青少年局長 布村幸彦
      明治図書編集長 樋口雅子
  4. 指定校実践発表
    学校名 テーマ

    実践発表の概要

    島田第二中学校 「『和のこころ』にふれ、自分の生活に生かそうとする生徒」

    テーマを具現化する主な学びの場として、8つのコース「琴、三味線」「詩吟、尺八」「行灯」「お茶」「和布」「陶芸」「小筆」「ソーラン節」を設定。

    全国大会では、それぞれの模擬授業やステージでの発表を行います。

    島田第三小学校 「美しいしぐさ、美しいことば」

    地域の文化、人を大切にした表現活動として、4年生は「落語」、5年生は「闘茶会」、6年生は「語り」に取り組んできました。

    また、すべてのクラブを「和文化クラブ」という名称で実践しました。

    島田第四小学校 「豊かな心を育む教育の推進」
    ~和文化教育を通して~

    3年生ステージ発表「なるほど・ざ・大祭」

    4年生国語公開授業「和文化を材にして」

    5年生ステージ発表「日本の昔 ~あの頃にもどって~」

    6年生総合的な学習 活動発表「茶道」「日本舞踊」など

【第2日目】10月30日(土)

  1. アトラクション テーマ「大井川の流れとともに」 9:00~9:20
    • 島田市立川根中学校「笹間神楽」

      伊勢神楽の流れをくむという郷土芸能「笹間神楽」。継承者がなく、一時は存続が危ぶまれたこの神楽を復活させたのは、今は川根中学校に併合された笹間中学校の郷土研究部の生徒達でした。村の青年団の先輩から、舞や笛、太鼓などを教わり、たくさんある神楽の舞を伝承してきました。今回は「順の舞」と「恵比寿大黒の舞」を紹介します。
    • 島田市立伊久美小学校オペレッタ

      伊久美小学校がある「いくみの里」は民話の宝庫です。島田市で一番小さなこの学校では、30年も前から、全校児童が地元の民話をもとにしたオリジナルのオペレッタを創ってきました。市内の音楽発表会だけでなく、地元の施設や各種イベントにも呼ばれるほどの人気を博しています。
    • 島田市立第三小学校「鹿島踊り」

      「鹿島踊り」は、大井神社が今の地に移る少し前、江戸時代延宝年間(1673~1681)、島田宿に流行した疫病を鎮めるために、今の社地に春日神社をお祀りした。その際、神様の心を慰め疫病を鎮めるために踊られたとされています。現在は、静岡県の重要無形文化財にも指定され、子から孫へと受け継がれています。地域の保存会の皆さんの協力により継承され、島田第三小学校の児童が披露します。
  2. 特別講演  10:10~11:40
    • 講師

      バーバラ寺岡(活力料理菓子研究家)
    • 演題

      「食害、薬害から身を守る和食文化の秘密」
    • プロフィール

      1966年、「きょうの料理」(NHK)にプロの料理研究家として初出演。1988年、スウェーデンで開催された「国際食料の品質汚染会議」に招かれ講演。1989年、厚生省「日本の食を考える懇談会」委員に就任。アレルギー性の数々の病気の中でも、特に難病と言われる膠原病などを患ったが、日本の食の科学と伝統食の知恵をもとにあみ出した独自の健康法で克服した。30以上の特許を持つ生活用品発明家でもある。ペンクラブ会員として著書は60冊を超える。近著に「おとぎ話に学ぶ和の活力食」(講談社)などがある。
  3. アトラクション フィナーレ  11:45~12:05
    • 島田市立島田第二中学校3年生学年合唱

      東に高くそびえる富士の歌「富士山」、日本一の茶園広がる郷土に、昔から歌われてきた「ちゃっきり節」、そして、フィナーレを飾る「ふるさと」。心をこめて歌い上げます。

11資料代

1500円(当日2000円)

事務局【大会事務局】
〒428-8650 静岡県島田市金谷代官町3400番地 島田市教育委員会学校教育課
担当(山中、池谷)
Tel 0547-46-5630 Fax 0547-46-2375 E-mail gakkou@city.shimada.shizuoka.jp
事務局【和文化教育学会】
〒662-0827 兵庫県西宮市岡田山7-54 関西学院大学 教育学部
中村 哲
TEL&FAX 0798-52-4679 E-mail tenaka@hyogo-u.ac.jp